髪質改善トリートメント

髪質改善トリートメントは、薬剤と熱の効果で、毛髪内の成分の結合を修復するトリートメント方法です。

髪の毛は、その内側で架橋結合と呼ばれる成分同士の結合をしており、この結合がしっかりしていることで髪のツヤやハリコシがキープできています。
しかしパーマやカラー、紫外線、乾燥などのダメージ要因によって、この架橋結合が破壊されてしまうと、髪はツヤがなくなりパサパサの状態に……。

髪質改善トリートメントは、スチームや遠赤外線の熱を髪にあてながら、薬剤の成分を髪に浸透させることで、架橋結合を修復していきます。

ダメージを受けた髪を修復し、ツヤのある髪にしてくれるんです！

1 一般的なトリートメントや縮毛矯正との違い
2 縮毛矯正の特徴
3 髪質改善トリートメントの特徴

一般的なトリートメントや縮毛矯正との違い

髪のダメージを修復しサラツヤ髪に近づけるというと、トリートメントを使ってケアしていくのが一般的。
さらに、髪の毛をまっすぐサラサラにするという意味では、縮毛矯正メニューも有効です。

では髪質改善トリートメントは、よくあるトリートメントや縮毛矯正と何が違うのでしょうか？
表でまとめたものを以下では詳しく説明していきます。
一般的なトリートメントの特徴
一般的なトリートメントは、髪表面や髪のダメージに対して修復してくれるものが一般的。

アミノ酸や保湿成分などのダメージケア成分が配合されているため、傷んだ部分を修復していきます。

あくまで成分を補う方法のため、髪質自体を根本的に改善することはできず、内部からダメージ補修することは難しいです。
手軽にできる、毎日のケアの一環だと言えるでしょう。

縮毛矯正の特徴

縮毛矯正は、薬剤の力で髪内部結合を1度切ってから、アイロンでクセを伸ばして再び髪内部に結合をつくるケア方法のこと。
髪をさらさらにできるメニューのひとつですが、髪質改善トリートメントとは構造が大きく異なるんです。
髪質改善トリートメントは髪内部の結合を修復することで髪質を改善します。
それに対し、縮毛矯正は人工的にクセを伸ばし、結合します。
そのため、強いクセやうねりを伸ばすことは可能ですが、ダメージケアの効果はほとんどありません。

そのため縮毛矯正は、ダメージケア目的の方にはあまりおすすめできず、生まれつきのクセ毛さんや縮毛さんにおすすめのメニューです。